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2011年6月18日土曜日

ムンバイとその博物館について


パーティのメンバーはそれぞれ行き先が違う。1人旅のほとんどの人はどこに行くかは決めてない人が多いけど、その時「行きたい!」と思ったとこに行きたい。


シンさんとはここで別れる事になった。「バラナシ行って、最終的には南下ってゴア行きたい」って言ってた気がする。

マジ世話になった。僕が体調崩して宿でずっと寝てた時に、代わりに買い物してくれてありがとう。バトルの基本を教えてくれてありがとう。

残りの3人はまたムンバイに戻る事にした。ムンバイの町並
戻って情報を集めて、今後のおおまかなプランをたてようと思った。

ムンバイ着いて、適当に宿決めて、メシ食ったり、色々雑用を済ます。


博物館見に行った。受付に『外国人200ルピー、インド人10ルピー』と書いた料金表があった。
鬱憤が溜まっているせいか、この『外国人200ルピー』を、削り取って『2ルピー』にして、受付に「だって2ルピーって書いてるぞ!通せこの野郎!!」とインド人式に闘おうか、などと考えた。
でもこの料金表、よく見ると『ただし学生は10ルピー』と書いてる。僕は学生だ。
受付に国際学生証を見せる。
10ルピーで普通に入れた

博物館の内容はあまり覚えていない。
やたら広くて、動物の剥製がたくさんあったのは覚えてる。 土偶やら、絵画がたくさんあったのも覚えてる。 しかし何がメインだったか覚えてない。
 興味がないなら行くべきではない

インド門を見に行く。 まだ改装が終わらないらしく、覆いが取れてない。 物売りが多い。人ぐらいの大きさの風船売るオヤジの声が響く。チャイ売りが「いらない」って言った30秒後にまた売りつけてくる。くつみがきとか、ヘナ屋とか、アクセサリ屋が密集してる。
インド門でチャイをすすりながら海を眺める。何に納得したのか『ふーん』って気持ちになった。

この時、なぜが「北に行こう」と思った。

2011年6月15日水曜日

ボンベイ(ムンバイ)の町並み


街を散策することにした。

とりあえず街を見ようと、街のシステムを見ようじゃないかと


宿の窓から見える鳩の大群や、路上に寝転がってる人間らしきものは実は幻覚なんじゃなムンバイの鳩の大群いかと。確かめようじゃないかと。少々興奮気味で出かけたわけです。




街を一言で描写するなら、はっきり言う。

くさい。



ものすごいにおい。生ゴミが醗酵しつくしたような、様々な動物の排泄物が集合したような、独特なニオイ。
そこに大量の排気ガスを加え、バラックのスラム街が視覚に訴える。



これほどのカオティックは中々見た事が無い。安部公房風にいうと『社会のうめき』とでも形容しそうな勢い。




別にけなしているわけじゃない。見たままを述べている。
それにインド人は自分たちの事少しもかわいそうと思ってないと思う。彼ら超たくましい。いろんな意味で。
きっとムンバイくらいの都会だからスラムが目立って見えるに違いない。



街は車が鬼のように混んでる。信号はあるけど守るドライバーは一人も居ない。むしろ守ったらはよいけっ!!って怒られる
だから歩行者が道路を渡ろうとするには見計らって行くしかない。昔あった携帯ゲームの『川を流れる丸太に飛び乗って向こう岸へ渡れ!』みたいなイメージが一番ピッタリ来る。




街の中心でバザーかフェスティバルかをやっていたのでちょっと寄ってみる。
ステージが組んであって、上で若者がなんか踊ってる。ムンバイでのフェスティバル

隣にいたオヤジが、急に「ダッハッハ!」って笑って、僕のふとももをバンバン叩いて来た。「な、なんや?」と思ってたら、オヤジは真顔になって向こうへスタスタ歩いて行った
今でもあれはなんだったんだろうと思うが、きっと何かのムンバイローカルルールか『インディアン式のなにか』だったんだと思う。




街をもっと見てみる。

ぶらぶらしてたら、知らない間にインド人がパーティに加わってたほんとビックリした。3人で「WHO! WHO!」言うたら、日本語で「わたし、マイケルです」って。怪しい事この上ない
案の定、クスリを売りつけて来た買わんかったけど。




インドを含め、アジアでは簡単にクスリが手に入る。それ目的でアジアに行くバックパッカーも非常に多い。僕の周りにもたくさんいて、一日中部屋にこもって吸ってる奴とか、夜にシャワーで頭洗ってた奴が中々帰って来ず、僕が明け方にトイレに行った時、ちょっと風呂場をみたら、まだ頭洗ってたりとか。

実際経験者に話を聞いてみた事があった。

彼らはそれについて話をする時、「あれはええでー」と言わんばかりに自然と笑顔になる。
摂取したら、一日中笑いが止まらなかった、とか、吸った瞬間目の前のテーブルが50メートルぐらい一気に伸びた、とか、表現が異常にリアル。




ムンバイでは少なかったが、旅先では大麻に明け暮れる旅行者にたびたび出会った。

2011年6月14日火曜日

出発〜ランディング〜


大学生活最後のシメとして、インドに行く事にした。

なんでインドかというと、年明けのバラエティー番組でナイナイの岡村がインド行く企画をやってておもろそうだったからというのと、よくバックパッカーの間で言われる事として、旅の始まりはアメリカなどのベタな所から始まり、インドで終わると言われているからだ。

すぐに出発したかったから、飛行機チケットをネットで探してなんとか手に入れた。いつも使う航空会社は、直前の予約でもギリギリ取れるコリアン・エアーで、今回ももちろんそれ。行き先の空港は何かデリーはありきたりすぎて嫌だったので、インド一都会と言われるムンバイにした。


出発2〜3日前から準備始める。ネットでいろいろ旅行者のブログを見てみると、『インド人とはとにかくもめるので、示談交渉用にボールペンとかの小物をたくさん用意した方がええ』、と書いてたので、ダイソーで10本100円ボールペンとか、光る腕輪的な、一時的にその場を切り抜ける的なアイテムをちょいちょい買った。申し訳程度の南京錠を3つほど買ったけど、あんま意味ないやろうと思う、、、見た目ね。見た目の威圧感の為ね。





トイレットペーパーとか、服とかいろいろバックパックに詰めたら結構な重さに。背負って2キロ歩けるぐらいの重さが限度だと思う。それ以上移動するときはバスとか使うって決めてる。

ペットのタマに「当分帰らないから」と挨拶しておく。

まあいろいろ準備して、当日、関空へ。
今は1ルピー3円くらいかな?換金はめんどいからインドですることにした。



コリアンエアーだから韓国寄ってからインド向かう訳だけど、韓国に着いたとたん、インド人が「ドッ!」と乗り込んで来たぜ、、、来やがったな、、、、 めっちゃ乗って来たので飛行機内が黒くなったぞ





隣に紳士風のインド男性が座ってこっちをちらちら見てきよる。丁度ワタクシは「地球の歩き方」を読んでました。


どこ行くん?」と聞かれたから、「ムンバイ」と答える 。
インドは初めて?」と聞かれて、丁度僕の読んでいるガイドブックの所に「インドでは例え初めてでも、今回が初めてのインドだと言ってはいけません。初心者だと思って思いっきりせびられます、ゆすられます」と書いてあったので、「ノーノー、メニメニタイムアルヨ」と答える。





その後も会話は途切れず、いろいろ聞いて来た。「学生か?家族は?なんでインド行くん?」などなど。「オーイエー、Uh、Yarh」と適当に返す。

こっちもたくさん質問した。「ムンバイって物価チョー高いんだってね」と聞いたら、「そうでもないよ」と返す紳士。
インドは全体的に危ないって書いてるよ
「、、、そうでもないよ」
「ボンベイって人気ないのかな、
ガイドブックでムンバイのページ薄いよ
今日は晴れそうだ!!」。急に話題を変える紳士。





10時間ほどでインド到着。この時午前2時ぐらい。

入国審査でいきなりひっかかる。僕が青いボールペンで記入したのが良くなかったらしい。「黒で書いて」と言われる。
「黒持ってない、貸して」と言うと、「自分でなんとかせい!」と言われる。
近くにいたオヤジに「黒、貸してくれない?」というと、、、

なんと!プレゼントしてくれた! 

何だ、親切な人もいるじゃないか。『インド人は、基本的に利益にならない行動はしない』と聞いていた僕は衝撃を受けた


あの情報はなんだったのだろうか?僕は情報に踊らされていたのか

真偽を確かめるため、この国へ来た!外へ飛び出せ!いざ! 
関所をパスし、勇み足で空港から出ようとしたが、
空港前の道路の向こうで、大勢のタクシードライバーが何か叫びながら手招きしてくる、、、
言葉の端々を聞き取ると、「オイ!そこの奴!おれのタクシーに乗れ!」的なフレーズが聞こえる。



人数の異常な多さ、、、どうやらドライバー達は空港の中に入ってはいけないという決まりがあるらしかった。しかしこのままこの群衆の中に入って行くのは、猛獣の檻の中に踏み込むに等しいと思われる。
夜中2時にたくさんの人間に手招きされて、叫ばれると、なえる。 先ほどの勇ましい気持ちはどこへやら吹っ飛んだ。





、、あかんわ、、ちょっとキツいわこれ、、

夜明けまで待とうと思って、その場に座り込む。向こう側に叫ぶ群集を眺めながらゆっくり考える事にした。

しばらくすると、旅行者っぽい2人が向こうから来て「日本人ですか?」と聞いて来た。
この後1週間ぐらい一緒に行動した、シンさんとトモさんだった。

いやー、ムンバイは旅行者少ないね」
いやー、みんなデリーいくでしょ、ムンバイはこんなもんじゃないすか?」
いやー、、」

初対面、出会って3秒で団結しだす3人。1人旅では各地でいろんな旅行者とパーティ組んで行動するのも楽しみの1つだ。


とりあえず市内に行く事に。
空港のプリペイド式のタクシー窓口で金払って、タクシーに乗り込む。

 「近くの駅まで」と言うと、ドライバーが「駅までは1人200ルピーだ」と言ってくる。
ボケ、プリペイドやろが。もう払ったわ。はよ車出せ」
3人でドライバーの座席を蹴る
→するとドライバーは急に軟弱化した。弱気になって、「
おねがい、、なんかちょうだい、、」と言ってくる。
→3人で
ガムやあめをやる

そうこうしている内に駅に着いた。チャーチゲートという駅でムンバイ空港から一番近い駅だ

切符を買うため列に並ぶ。
窓口の脇に物乞いの女性が座ってて、列が前に進む旅に、1人1人のズボンのすそを引っ張って「
なんかおくれ」と言ってくる。すげえシステム誰も相手してなかったので僕も前に倣って何もしなかった。ちょっと可哀想な気がしたけど。

切符を買ってホームで電車(汽車?)を待ってると、電車が来た!
来た来た!なんだこれ!
貨物列車?!ん!なんだ!? 




向こうから人がいっぱいはみ出た乗り物がやって来た、、

イメージは東京の満員電車みたいなの。あの満員さでドア開けると人が飛び出しますよね?飛び出してるんすよ、いっぱい、、、、乗車率300%ぐらい、そのまま移動する。ムンバイの鉄道の混み具合




落ちない様に鉄棒が備わってるけど、捕まってないとほんと落ちる!!

何度か線路上の電信柱に頭カスった。チュンッ!!って、、

市内へ到着!
宿探し。

ガイドブックをパラリとめくる。「どこにすっかな、、」
宿の説明文を読んでみると、『1泊140ルピー!ベッドは100以上!トイレ、シャワー付き!』というのがあった。宿名は「SHIP」だったかな。ちょっと高いけどここにすることにした。

チェックインして室内入って2秒かたまった




「相部屋って書いてたし、ベッド100以上とも書いてたけど、まさか1つの部屋に100以上とは、、、」。宿泊者は全員インド人というボーナス付きだ!ムンバイの宿内の光景



一人だけ旅行者を見つけた。
いろいろ話を聞いてみると、もう国に帰るらしい。「どうでした?インド」と聞くと、
「全体的にヨカッタよ。
イロイロあったけど」と氏。
その場で
抗生物質や下痢止めの交換を行う。旅行者の間ではよくある光景である。サラリーマンの名刺交換とジャンルは同じ。基本だ!!





荷物を下ろし、メシを食いに行く事に。


店に入って適当に選ぶ。マサラドサとかチャパティとか食ったけど、最初はやっぱり腹があんま受け付けんかった。さすがインド、香辛料がものすごくて、『辛さにも色々あるんだぜ!』と言わんばかりの多種多様なスパイスのオンパレードだ。慣れてくるとウマく思えてくるらしいので、そうであれ、と祈る。この時食事をした時から段々気分が悪くなって来た、、





でも気にせず、インドでのインターネットの速度をチェックするため、そのままネット屋へ。

『ムンバイだから速いだろう!』と期待していたけど、案の定遅い遅い。。5分ぐらい待ってエラーとか出るとキーボード割りそうになる
メールとか軽いのだけにした方がいいわ。そこで知り合いに軽くメールする。


マクドがあったので寄ってみた。「牛肉なんだろうか?」と少し興味がわいたが、ちゃうかった。羊肉でしかもすげー高かった。通常のメシの5倍くらいした気がする。。
トモさんが(よせばいいのに)自分の財布に入ってた
日本のマクドのクーポンを店員に見せると、ちょっとした騒ぎになった。。みんな興味津々!最終的に店長まで出て来て、「おお!これは!!」とか言って持ってかれた。市民の熱気はすごかった

トモさんにダメ出ししながら、僕はそのあと映画を見に。やはりムンバイに来たのだから、ボリウッドを鑑賞せねばなるまい。
インド映画は日本でも『ムトゥ・踊るマハラジャ』を先頭に一時ブームになったし、歌や踊りでハッスル、盛り上げるよ!!的なイメージがあったので、少々楽しみにして映画館に入る。


入ったとたん、またかたまった
サムイ、、、心理的ではなく、身体的に寒い。クーラーがガンガン効いてる。異常な温度設定、、インドに来て、寒いってなによ、、、
ブツブツ言いながら小学校の時座った様な、低い木のバリカタなイスに座り、そうこうしてるうちにスクリーンに何か映った。
まずインド国旗が波打つシーンが映し出されて、国歌が『
ジャジャーン!!』と鳴り始めた!一斉に客が立ち上がり国歌斉唱。力強い歌声が映画館に響く。何事かと思い僕は周りを見回す。客の中には胸に手をあて、目を細めるオヤジもいる
僕は何がなんだか分からず、少々トリップしていたが、後ろから女の子が「立って!
ここは立つのよ!」と後ろから肩をパシパシ叩いて教えてくれた。一応立ち上がり、インドに忠誠を誓った。




映画の内容は、あんま覚えてない。空想癖の勉強できないダメ少年が、想像力働かせて見事な絵を描いたよ!!風の内容だったと思う。作品をみんなからワッショイワッショイ持ち上げられて嬉しそうな少年の顔が印象的だった。ヒンディーだかマラディーだかタミルだかスワヒリだか分からない言語だったが、この後1〜2ヶ月はインドにいる予定なのだから少しは覚えるべきだったと今になって思う。

最初の数日はこんな感じで過ぎて行った。